SNSにて、今月のスケジュールのお問い合わせが多かったので、こちらのWebサイトでも「Monthly Schedule」のせてまーす。と書いたのですが、うっかり「SNSでは書かないような投稿も。。」なんて書いちゃったので、「書きます詐欺」にならないためにも、急遽ひとつ書いてみようかと。。。
ちなみに、あくまで「個人の見解」なので、クレームとか炎上とかやめてね。(メンタル弱いので!)
2月、今年は花粉症がひどかったです。喉の粘膜が鼻水などを通してやられてしまうらしく、毎年1回は喉をつぶすのですが、今月も声が枯れてしまって、生徒様には大変ご心配をおかけいたしました。そんな中、ふと思いだした「見取り稽古」を取り上げてみます。
レッスン中「Ayaちゃんが一生懸命話してるんだから聞きなさーい!」なんて言ってくれるラブリーな方(感謝感謝)もいらっしゃるのですが、割と自分たちで練習始めちゃったり、レクチャーが聞こえないから飽きちゃう方もいらっしゃいます。
すごく気持ちはわかりますし、厳しく言うつもりもないのですが、その時に「あー、見取り稽古とかやったこと無いんだろーなー。」と思ったんです。
実は10年ほど合気道を習っていたのですが、お稽古はだいたい師範がその日のお題を見せて下さる「見取り稽古」→弟子同志での実践稽古、そこに師範や先輩たちがアドバイスを入れれていく。という流れです。
「見取り稽古」の時間は、基本は正座で姿勢をただし、師範がお手本を終えるまで黙って拝見します。説明を交えながらのお手本の時もありますが、師範によっては黙々とお手本を見せて「はい、どうぞ!」というケースもあります。
この時間、足がしびれちゃうほど長い時もあるし、当時は武道特有の「礼を尽くして敬う」って観点からするのかな?と思ってたのですが、
ダンスを始めてから、この時間をもっと有効的に活用すればよかったな。。。と思うことがあります。
全体のイメージ(何をやっているのか、ダンスならステップの構成や流れ)、ペアダンスの場合はパートナーとのポジション、足の踏み方や角度、姿勢や上半身の向き、などなど。。。。。
お手本を「見る」っていうのは、すごい様々な情報量があるんだなと思います。
今は、動画も撮影するのが当たり前なので、撮影した後に、自分のダンスも撮影して、比較してみる方も沢山いますよね。すごく有効な手段だと思います。
限られたレッスン時間で、全てを事細かに説明しようとすると、当然時間も足りなくなります。「延長上等」でついレッスンをしてしまう私なんかは、テンポもレクチャーのポイントも上手で、かつ皆さんの気持ちをあげながら進める海外アーティストを見ていると、本当に尊敬しちゃいますし、「自分もっと勉強しなくちゃなー」と毎回思ってしまいますが、五感を使って総合的に捉えることを考えると「言葉だけに頼らない」ほうが、きっといい。
せっかくお金と時間を割いて皆さんレッスンに来て下さるので、ぜひその時間「あーかな?こーかな?」と自分の世界に入ってしまう前に、まずは落ち着いて「見る」。
そして、分からないポイントは遠慮なく質問したり、その後に設けてあるプラクティスなどで尋ねてみる。というのが効率がいいんじゃないあかなぁ。と思います。
「そんなの当たり前!」って思う方もいるかもしれませんが、そう思える方は大丈夫です😊!意外と気が付いてない方が多い気がします(気のせいだったらごめんね。)。
自分のレッスンでも「これ、あなたはもうパーフェクトにできてますよね?」っていう上級者の方ほど、超真剣に見てくれてるなーと思う時があります。
最近、海外イントラのワークショップが続いてるので、私も勉強しに行くのですが、やはり「あの人うまいよねー!」って方やイントラさんたちは、レクチャーの一言一言を聞き逃さないようにしていて、彼らが踊ってるときは、すごく「集中して」見ているなーと思います。例で言うと、Cambreっていうステップは、髪の毛がバサーってなって、音にスパーンとはまると超かっこいので、盛り上がるところなんですが、その時に「パートナーとの位置関係」とか、足は全面踏んでるのか、ボールだけか?とか、膝の曲げ具合はどうか?とか、コネクションとってる手の位置は?とか、胸の開き具合と下半身のバランスとか、、、、そういったところを見てると、技術向上的には有効だと思います。
(あくまで例なので、いいんですよ。現場では楽しんでみてね。アーティストたちもその方が嬉しいし。)
自分の中でレクチャーされていることを整理・分析して、「このポイントを知りたい。ここは自分とどう違う?」というのを、「見る」ことで確認して、その上で質問をして得た答えやアドバイスを実践して、自分のものにしていく。。。というのを繰り返せるといいなー。と思ってます。
ちょっと職人的な話になってしまいましたが、
ペアダンスは楽しいもの💕その時間はリフレッシュだったり、リラックスだったり、思い思いに楽しんでください。でも、「これ出来るようになりたいなー」と思う事があれば、ちょっと「見取り」のキーワードを思い出しても良いかな?と思います。
皆さんのレッスン時間がもっと有意義なものになりますように!!
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